今日は、知人が自転車をオーダーすることになって「東京サイクリングセンター」へ行ってきました。
何度か行ったことのあるお店ですが、知人がオーダーしている間に店主の方に自転車のお話を伺いました。
店内に展示してある年期の入った自転車を観察していると、細部で相当凝ったつくりであったりします。ラグが美しいという類のものでなく、純粋に機械としての工夫が見られるものが多数ありました。
中でも私が一番気に入ったのが、レバーで操作するフロントディレーラーです。カメラを持っていかなかったので、画像がないのがとっても残念なのですが、通常のフロントディレーラーと同様のつくりのものがシートチューブに直付けされています。ただし、操作はワイヤーでなくディレーラーから直接生えている細くて20センチにも満たない美しいレバーを前後に倒すだけです。軽い操作で見事にディレーラーが動きます。ちょっと昔のハーレーダヴィッドソンとか陸王とかのガソリンタンクの脇に変速機用のレバーが生えているイメージです。
店主の方に説明を伺うと構造はヘリコイドだそうです。マニュアルフォーカスカメラのレンズの繰り出しと感触も似ています。ピントリングに角がついているものを操作している感触といったら近いかもしれません。
当然フロントのギアのサイズに合わせて固定されている訳ですから、前のギアの歯数も固定することになりますが、ディレーラー自体が上下にスライドする工作でもしたら、前のギアの変更もOKでしょう。
まさにシマノのSTIとは対極にあるようなスローなシステムですが、とっても気に入っちゃいました。あんまり格好良いのでバンド式で作ってくれませんか?と聞いたら、「バンドは格好悪い」と断られてしまいました。(笑)
その自転車はリアのディレーラーもかなり凝ったつくりで、2本のワイヤーでハイとローのそれぞれを引きの動作でコントロールするようになっていました。いまではSTIのように1本のワイヤーで見事にコントロールできるディレーラですが、ワイヤーの材質やつくり等の関係で以前は調整に工夫が必要だったのでしょうかね。ちなみに、その隣に展示してあった自転車のリアディレーラーは金属の細い棒で動くようになっていました。この細い棒、よく見るとスポークを利用していました。スゴイ。(笑)
私自身は、自転車という乗り物は単純な構造だけに様々な工夫を受け入れる余地があまり残っていないように感じていました。
でも、最近のHONDA製のDHバイクのように変速機がフロントギア側にあるモノとか、小さな自転車屋さんの店主が作っているヘリコイド式のFDとか・・・なかなかどうして自転車って素敵です。
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